こんにちは。ウッドデッキ材専門店『サニーウッド』代表のキノシタです。
気が付けば9月も後半に差し掛かり、すっかり秋らしくなってきましたね。
涼しくなってくると、お庭でご家族や友人とBBQするのにもよい季節ですね。
そんな時大活躍するのは、やっぱりウッドデッキですね。
お庭に欲しいものランキング不動の第一位も当然でしょう。
そんなウッドデッキですが、より長い間にわたってご使用いただくためにも、普段からのお手入れが大切です。
ウッドデッキのお手入れ方法として、これだけは知っておいてほしいということをご紹介いたします。
まず、日頃からなるべく汚れを放置しないことが大切です。
砂埃や落ち葉などの汚れに気が付いたら、ほうきやホースの水で洗い流してください。
植木鉢など一箇所に置きっぱなしにするのも、床板の傷みの原因となります。
ウッドデッキの素材となる木材は、砂ぼこりや落ち葉などに含まれる腐朽菌によって腐りの原因となりますから、表面に付着した汚れを取り除くことが、ウッドデッキを長持ちさせる最も効果的な方法です。
床板と床板のすき間につまった汚れも、細長い竹串などを利用して取り除くようにしましょう。
そしてウッドデッキのお手入れ方法として最も効果的なのが、やはり再塗装です。
ウッドデッキを塗装するというと、すごく大掛かりな作業だと想像されるかも知れませんが、実際にやってみるとそんなことはなく、感覚的には「ワンボックスカーを洗車・ワックスがけ」する程度の労力だと思います。
もちろん大きさによっても違いますが、気候とお天気の良い日を選んで、1~2年に一度の再塗装をぜひお子様なども巻き込んで、ご家族みんなで楽しんでもらいたいなと思います。
それでは、実際の塗装の方法を説明していきますね。
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水洗い
床板の表面に土や砂埃がある場合には、ほうき等で取り除いてからウッドデッキ全体を水洗いします。
ホースの水で全体を濡らしたら、デッキブラシで擦りながら汚れを落としていきます。
特に汚れのひどい箇所は、薄めた中性洗剤を使って擦ってみてください。(洗剤を使った場合のすすぎは念入りに。) -
乾燥
水洗いは、出来ればお天気の良い日の午前中に行って、丸一日しっかり乾燥させましょう。
木材が湿った状態で塗装をすると、木が塗料を吸収しないので塗装の効果が半減してしまいます。 -
塗装
いよいよ塗装です。
使用する塗料は、しっかり攪拌させて、塗料の缶のまま使用せずに、小さな容器に少しずつ移してから塗装してください。
塗料の缶のまま使用してしまうと、ごみや不純物が塗料の缶に混入してしまい、残った塗料が使えなくなってしまいます。
ハケには大量の塗料を浸け過ぎず、ムラにならないようによく伸ばしながら塗装していきます。
二度塗り・三度塗り等の重ね塗りは、使用する塗料の注意事項に従って実施してください。重ね塗りは先に塗った塗料の表面が乾いてから実施します。 -
後片付け・注意事項(自然発火にご注意ください。)
残った塗料は、きっちりフタをして日の当たらない風通しの良い場所にて保管してください。
油性塗料を使用した場合のハケは、使用後すぐにうすめ液にて洗浄し、新聞紙等で水分を取り乾燥させて、次回の使用のために保管してください。
また、亜麻仁油等を主成分とする自然塗料は、酸素と反応して熱を持ち自然発火の危険があります。
塗装時の拭き取りに使用したウエスや布、養生に使ったシートや新聞紙などを、そのまま放置したりビニール袋に入れて廃棄したりすると、自然発火の恐れがあり大変危険です。
塗装時や拭き取りに使用したウエスや布は、使用後直ちに水につけてから処分するか、安全な焼却設備がある場合は焼却処分をおこなってください。 -
まとめ
ご家族で楽しい時間を過ごすウッドデッキは、大切に扱って手間をかけてあげることで、より長くご使用いただけます。
日頃のちょっとした気遣いと、1~2年に一度のメンテナンス(再塗装)を、ぜひご家族みなさんで楽しんでおこなってください。
それでは、また。
木下憲治(キノシタケンジ)
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