弊社では、現在独自の「SDGs宣言書」の作成に向けた取り組みを進めています。
「SDGs」とは、人類がこの地球で暮らし続けていくために、2030年までに達成すべき目標、「持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals:SDGs)」のことを言います。
「SDGs宣言書」の作成にあたり、上記17の項目について弊社が取り組むべき内容を整理し考える作業を進めています。
改めて考えるまでもなく、私たちの木材を扱う仕事(事業)そのものが、SDGsの活動そのものであると再認識しています。
木材の利用を進めることは、森に木の苗を植え、育て、伐って、使うという、健全なサイクルを継続させることにつながります。
木は成長過程に多くの二酸化炭素を取り込み、伐採され後に建築材や木製品と姿を変えても、廃棄し焼却されるまでは、炭素を固定化した状態が続きます。
すなわち、木材の利用を広げることそのものが、脱炭素社会の実現に大きく貢献することであって、私たち木材業界の関係者はこの仕事にもっと誇りと自信をもって、更なる木材の利用を訴え続けることが重要なのだと再認識することができました。
また、SDGsでは環境問題だけではなく、世界中のどんな立場の人たちも取り残してはいけないと訴えています。
私たち小さな会社の人間に出来ることは限られていますが、まずは自分たちの身近で困っている立場の人たちに寄り添い、地域社会の一員として、誰もが住みやすい社会の実現に微力ながら力になれたらなと思います。
そんな風に思えただけでも、今回の取り組みは意味があったかなと思います。
きれいごとではなく、困っている人がいたら手を差し伸べる、日本人が昔から持っている助け合いの精神は忘れてはいけないなと、改めて考えさせられました。
日本人ってやっぱり素晴らしいですね。
木下憲治(キノシタケンジ)
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