こんにちは。ウッドデッキ材専門店『サニーウッド』代表のキノシタです。
先日、小学校からの親友の奥様の実家で、ウッドデッキの床板の張り替え作業のDIYを手伝ってきました。
親友の義父との思い出
その家の古いウッドデッキは、友人の義父がDIYで作ったもので、かれこれ15年くらい経ったものだと思うのですが、床板の一部が腐りかけていて、少し危険な状態でした。
友人の義父(以下、ヒロシさん)は残念ながら、数年前に他界してしまったのですが、友人の奥さんとボクの奥さんが同級生であったことから(ボクと友人も含め4人とも高校の同級生でした。)生前は僕たちも大変お世話になった方でした。
すごく面倒見の良い人で、キャンプに連れて行ってもらったり、BBQに招待してもらったりして、いろんな話を聞かせてもらった記憶があります。
なかでも、「キャンプなんかで語り合う時のテーブルの高さは、低い方がお互いの顔の距離が近くなって、気持ちが通いやすいんやで。」っていう話がすごく印象に残っています。
このように、人との距離感や付き合い方を何気なく学ばせてもらえた方で、ボクがまだ若い頃、「こんな大人になりたいな。」って感じていたのを思い出します。
親友の手伝いに行ってきました。
そんなヒロシさんが作ったデッキを補修したいと、帰省中の友人から連絡がありました。
なんでも、お盆にヒロシさんの娘たち家族が大勢集まって、BBQを計画しているので、期間も3日しかないとのことでした。
幸いボクも仕事がちょうどお盆休みに入り、これといった予定もなかったので、全面的に協力させてもらうことにしました。
まずは、既存のウッドデッキの床板のサイズを図り、必要な枚数の床板をカットして、塗装作業は友人と二人で行いました。
そして丸1日乾燥させてから翌日に現地に運び込んで、いざ床板張りスタートという時に、大問題発生です。
事前の打ち合わせでは、床板を運び込む時点では、「古い床板はすべてはがして撤去しておくように。」とのことだったのですが・・・
コラッーーーー!
そのままやんかーーーー!
床板はがすところからスタートやんかーーーー!
友人曰く、休暇中にも関わらず、仕事上でのちょっとしたトラブルが発生して、その処理に追われて作業出来なかったとの言い訳でした・・・
いやいや、お前、子供の時からそういうとこあるし・・・
親友の義母の心配はそこじゃなかった・・・
友人の義理のお母さんは、リフォームに対して最初はすごく消極的でした。
ヒロシさんが作った思い出が詰まったウッドデッキを撤去するのが寂しいのかな?って、みんなで心配もしていたのですが・・・
違ってました・・・
友人の「ボクにまかせて!」って言葉が、信用出来なかっただけみたいでした・・・(笑)。
そんなこんなで、工程的にもすごく大変なDIYでしたが、ヒロシさんの義理の息子さん(ナオさんやフミアキちゃん)の活躍もあって、なんとかBBQ当日の完成に間に合いました。
今回、ボクにとっても久しぶりの現場作業でした。
ウッドデッキを作るのは、6~7作品目くらいかな・・・。
施工に関しては、全然プロじゃないし、DIYレベルだけど、「ウッドデッキをつくる作業って本当に楽しいな!」って改めて感じました。
今回は特に大勢で協力しあって、みんなで力と知恵を出して作業できたのが、すごく楽しく良い経験になりました。
みんなで「ああでもない。こうでもない。」って、ワイワイ言いながら笑って作業できたのも、DIYならではだなって思います。
欲しかったのは楽しい時間や体験でした。
なんか、売り込みっぽくなってしまったけど
ホントに楽しかったので、ブログにまとめてみました。
でも、結局みんなが欲しかったものって、ウッドデッキそのものではなくて、みんなが集まって楽しく過ごす時間や体験であって、決してウッドデッキっていう物じゃないんですよね。
ウッドデッキが完成した日、お盆だったから、子供や孫たちが大勢集まって、笑って作業したり、BBQしたりして楽しんでる様子を、きっとヒロシさんも空からじゃなくて、帰って来てあの場に一緒に座って笑っていたんじゃないかな・・・。
もちろん、低めのテーブルで・・・
そんなことを思った、お盆休みの一日でした。
美崎家のみなさん、ありがとうございました。
木下憲治(キノシタケンジ)
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