こんにちは。ウッドデッキ材専門店『サニーウッド』代表のキノシタです。
今日11月5日は、愛犬ボブが天国に旅立ってからちょうど1年目の日でした。
13年前、長男がまだ幼稚園児だった時に、親戚の飼っていたゴールデンレトリバーが子犬を産んだという話を聞いて、飼うなんて考えもせずに見に行ったのが「ボブ」との出会いでした。
もともとボクは動物たちが好きだったのですが、うちの奥様は動物が大の苦手でしたので、まあ子供が喜ぶだろうからと、ちょっとだけ子犬と遊ばせてもらうくらいのつもりで見に行きました。
まさか我が家で犬を飼うなんて、想像もしていませんでした。
子犬は全部で3匹生まれていて、ボクたち家族が見に行った時には、そのうちの1匹はすでに貰い手が決まっていたので、残りの2匹から譲ってもらうか、もらわないかの選択でした。
遊ぶだけのはずが、子犬の可愛らしさを見た子供たちと奥様までもが、一気に飼いたいモード全開になり、翌週には我が家にボブを迎え入れていました。
白い子犬と黒い子犬が1匹ずつで、どちらかの選択だったのですが、見に行かせてもらった時の印象で、黒い子犬がガサガサとやんちゃな印象で、まるでうちの長男を見ているかのようだったので、ものすごく可愛くてボクも奥様も黒のチビちゃんが気に入って、ボブをもらうことになりました。
「ゴールデンレトリバーの母親なのに、なぜ黒い子犬?」って思われた方は、相当な犬好きですね。
そうなんです。
実は親戚の家族は母親犬が子犬を出産するまで妊娠に気づかなかったそうで、父親の犬種すらわかりません。
おなかの一部と前足の先が白い以外は、大人になってからも、ラブラドールレトリバー(黒ラブ)にそっくりでした。
そんなこんなで我が家の一員になったボブくんでしたが、しつけの甲斐もなく引っ張りくせがなかなか治らず、1年もすると成犬なみの力でグイグイ引っ張るので、当然子供やもともと犬嫌いの奥様の手には負えません。
必然的に、毎朝のお散歩のパートナーはボクの役目となりました。
それから12年間、夏も冬も雨の日も雪の日も、年に数回の出張の朝以外は毎朝かかさず二人で散歩していたので、1年前の今日、ボブが逝ってしまってしばらくは、心にポッカリ穴が空いてしまったようで本当に寂しい気持ちでいっぱいでした。
それは家族みんながそうであったようで、特に長男は1年前は既に大学生で大阪での下宿生活が始まっているいたのですが、ボブの容態を聞いて飛んで帰ってきて、家族と一緒に最後を看取ってくれました。
ボブは子供たちの最も感受性の強い時期に、人や動物を愛おしいと思う気持ちや命の尊さなど、大切なことをたくさん教えてくれました。
本当に長い間、家族を愛し癒し続けてくれました。
昨日は、ボブの1周忌を前に長男が帰ってきて、二人でお墓参りに行ってきました。
天国に行っても、なお家族をつなぐ役割を担い続けてくれているボブには感謝の気持ちでいっぱいです。
でも、いまでもやっぱり寂しいです。
今日はそんな大切な家族のお話でした。
では、また。
木下憲治(キノシタケンジ)
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