こんにちは。ウッドデッキ材専門店『サニーウッド』代表のキノシタです。
先週、近畿地方を中心に大きな被害をもたらした台風21号の通過して、約1週間が経過しました。
今年はとにかく自然災害が多い印象です。
6月の大阪北部地震、7月の西日本豪雨、先週の台風21号に、北海道での大きな地震、それにこの夏の連日の猛暑と、日本そして地球を取り巻く環境は本当にどうしてしまったのでしょうか。
今年だけが異常だと思いたいのですが、今後も「観測史上最も・・・な」と言われるような自然災害が続くと考えて備えなければなりませんね。
さて、先日の台風21号では、弊社も大きな被害を受けてしまいました。
台風当日は、朝から通常業務はあきらめ、台風に備えて工場や倉庫の対策に当たりました。
そしてスタッフには、各家庭と家族の安全を守るようにと、午前10時には帰宅するようにと指示して臨時休業としました。
私もスタッフ全員が引き上げた後に最後の点検を済ませて、会社敷地に隣接した自宅に戻りました。
弊社のある和歌山県北部に台風が最も接近するのは、12時から15時頃の予報でした。
テレビのニュースでは食事は食べれる時間に食べて、台風に備えるようにと注意を促していたので、そのとおり帰宅してすぐに昼食を済ませ、迫りくる台風に備えました。
自宅の1階は雨戸のシャッターを閉ざしていたので、外の様子が見れないため、2階の窓から外の様子を覗っていました。
12時頃から徐々に風が強くなってきて、カーポートのポリカ屋根が次々と飛ばされていく様子を見ながら、とにかく早く通過してくれることを願うばかりでした。
そして遂にその時がやってきてしまったのです・・・
お隣の和歌山市で観測史上最高の風速57.4mを記録したその風が吹き抜けた瞬間、ものすごい轟音とともに工場の屋根がめくれて落下し、転がるように自宅前の電柱まで飛ばされて、電柱に引っかかる形でバリバリガタガタと音をたてて暴れていました。
運よく電柱に引っかかってくれましたが、その後も吹きつける暴風によって何度も大きく揺らされながら動くので、いつ電柱から外れて飛ばされてしまって、ご近所にご迷惑をかけてしまうのではないかと、ヒヤヒヤしながら胃が痛くなる思いでただ見ていることしか出来ませんでした。
強風の吹く間は身(命)の危険も感じ、とても外に出ていける状況ではなかったので、工場の屋根が飛ばされて2階の窓から見ているだけの約1時間は、本当にストレスのかかる苦しい時間でした。
そして強風が少し落ち着いた時間をねらい、ヘルメットを被りフォークリフトに乗って鉄製の重りを、飛ばされた屋根の上に乗せることが出来ました。
これで少し安心しましたが、改めて工場の変わり果てた姿を見て愕然としてしまいました。
今回の台風は、間違いなくボクが今まで経験したなかで最強の台風でした。
周りには停電や断水なども多く、もっと大変な想いをされている方も大勢おられます。
うちとしては、人的な被害がなかったことがなによりと考えて、前向きに頑張っていこうと思います。
工場がこの状態ですから、天気の影響や商品の保管に少し不便はありますが、通常営業や出荷業務には支障はありません。
とにかく、お客様にご迷惑をかけないように、大変なときこそスタッフ全員で頑張っていきます。
お客様も、注文等控えなくて大丈夫ですからね!(笑)
とにかく、今後ともよろしくお願い致します。
木下憲治(キノシタケンジ)
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