サニーウッド 木下様 岡様
築40年近くの実家に越して来て約2年、以前の庭はなんと猫小屋なるものがあったり、
狭いのに木を植えたりでなんとも雑然として機能していない庭でした。引っ越しのさらに
2年前より庭木の伐採、大量のゴミ捨て、業者に任せるしかない工事以外は漆喰壁塗りから
屋根の塗装まで行い、最後の課題がこの庭でした。
当初材料はレッドシダーかと考えていましたがウリンの事を目にして、根太ピッチが大きく
取れる事とどうせなら丈夫なものをと考え決めました。地上高が21センチと低いデッキのため
根太に4メートルの60センチ角材を端から端に渡すことにして、元々あった池の淵を基準とし
たのですが、これ自体水平ではないことに後々気付きました。
まぁそれも結局無理やり調整して仕上げましたが、間に工作物があるとこの方法は水平を出すのがなお難しくなります。
さて届いたウリンですが、宅配便のサイトで確認したところ1トン以上とのことで驚き、
届いて持ち上げてまたびっくり、庭に上げるまでに相当な体力が必用でした。カットしたものでなく
4メートルの長尺をそのまま使いたかったので仕方なかったのですが本当に重たかったです。
ウリンの硬さで驚いたのは、最初に購入した皿取り錐の刃はすぐに折れました。仕方なく近所の
金物屋で木工用と鉄鋼用を買い、40年前からある電気ドリルで下穴を開ける事ににしました。
木工用のドリル刃はあっと言う間に折れましたが、鉄鋼用はしばらく頑張りましたよ。硬くて密度の
高いウリンに穴を開けると熱を持ちますが、木工用の刃はそれで駄目になるみたいです。
穴あけドリルとインパクトドライバーは別々に揃え使った方がウリンの場合効率的でした。
ウリンの密度のせいか下穴開けていると時々熱い木屑がプシューっと鉄砲のように飛んできた事
も初体験でした。
12月に届いた材料を一気に使い、もうちょいという所で材料切れで年越しでした。あとは財力と
発想が乏しくなり、壁材は一般的なラティスを安価に仕入れぱっと仕上げました。
夏にはバーベキューと生ビールで楽しみます。今回は大変お世話になりました、また利用させて
いただきますのでよろしくお願いいたします。