こんにちは。ウッドデッキ材専門店『サニーウッド』代表のキノシタです。
いよいよ本格的に
事務所新築のための、旧事務所の解体工事が始まります。
こんにちは。ウッドデッキ材専門店『サニーウッド』代表のキノシタです。
いよいよ本格的に
事務所新築のための、旧事務所の解体工事が始まります。
仮事務所への引っ越しに伴い
古くからの荷物の断捨離が必要だったのですが
倉庫の奥に眠っていた品物や書類のひとつひとつに
会社の歴史や思い出が感じられ、どれも残しておきたい衝動に
襲われてしまいました。
なかには、製材の技術を競う全国大会で上位に入賞した
盾や賞状なんかも出てきて
先輩方の築き上げてきた努力の歴史に
改めて頭が下がる思いです。
弊社は、会社の設立としては、昭和40年で
今期が52期目となります。
創業当初は、地元の山から木材を伐採しては運び出し
工場で製材して販売するというスタイルでした。
当時は、今みたいにフォークリフトなどもなく
すべて人力で、そのため従業員もすごく大勢いたようです。
当時は、高度経済成長期の真っただ中で
住宅や公共事業の建設も好調で、作れば作るほど
それこそ、飛ぶように売れたそうです。
それから、先代の(2代目)の時代には
扱う木材を、外国産(主に北米材)の製材に切り替え
量産を目指すのではなく
希少性の高い製品をつくる製材に切り替えていきました。
北米材を扱い出した当初は、現地の木材資源も豊富で
天然林の直径が1メートル以上もある原木から
良質で高価な製品がたくさん採れたとのことでした。
木材業界の先輩方と話していて思うのですが
みなさんすごく豪快な方たちが多いです。
個人経営の製材所や材木屋さんであっても
昔はスケールの大きな商売をされていて
それなりに儲けられてて
もちろん多くの苦労もされてきたのでしょうが
たくさんいい経験をしてきたので
考え方が大きくシンプルで豪快な方が多いように思います。
ただ、残念なことに、僕がこの会社(業界)に入ったころには
バブルもとっくに弾けて終わっていたし
昔の人の話のように、あまりいい経験はできなかったけど
3代目として引き継ぎさせてもらって
先代からの製材業に縛られず、自由にやらせてもらって
業態も製材業メインから、ウッドデッキ材の商材に変更して
大好きな木材の商売を続けられて
なんとか順調にやらせてもらえているのも
先代や先輩方が築き上げてきた歴史や信用力があってのことと
本当に感謝しています。
創業50年という信用は、一夜にして絶対に築けない
50年間の歴史の積み重ねそのもので
何よりのうちの財産です。
これからも、この歴史を引き継ぎ
もっともっと良い会社にしていこうと
改めて決意したところです。
引っ越しのために、古い荷物や資料を整理していて
しみじみと考えたのは、概ねそんな事でした。
今日も最後まで読んでいただき、有難うございました。
それでは、また。