私たち木材業者と、建築業者とは切っても切れない関係にあります。
その建築業界に衝撃を走らせた、マンションなどの耐震強度の偽装問題。
過度のコストの引き下げ競争の結果、起ってしまった問題ではあるが、設計士を始め、それを黙認しリベートまで要求した建設会社、偽装を見抜けなかった検査機関と、どこの人間も自分の仕事は人の命に関わる事だという大事なことを忘れてしまっていたのだろうか。
自分達の仕事の責任の重大さ、使命、プライドなんてまったくなかったのだろうかと思う。
そうだとすると悲しすぎる。
仕事とは、どんな仕事であっても、その商品・サービスを受けるお客さんが喜んで、満足していただくと同時に、提供する側もその仕事に誇りを持って、提供する喜びは絶対に無くてはならないと思う。
色々と変化する環境やプレッシャーのなかでも、自分を見失ってはいけないと思い直させられる事件であった。