「DIYでウッドデッキを作ろうと思っているけど、どんなサイズの木材を使用すればいいのかわからない。」
こんなお悩みをお持ちの方はいらっしゃいませんか?
自分の手で作るウッドデッキは、長く使える安心安全なものにしたいですよね。
そこで今回は、ウッドデッキにおける床板の厚みや幅、大引や根太(ねだ)のサイズを解説していきます。
DIYのお悩み解決|ウッドデッキの材料のサイズを解説!
ハードウッドを使用する、根太・大引工法について

ハードウッドを使ったウッドデッキのDIYで多く使われているのが、「根太・大引工法」です。
通常、ウッドデッキの基礎はコンクリートブロックなどの基礎石の上に束柱を乗せて作ります。
大引工法では束柱の上に大引という木材を乗せ、さらにその上に根太を乗せて、一番上に床板を張ります。
基本的に大引・根太工法は、構造が単純で加工する手間も少なくて済む工法です。
ウッドデッキの床板は、ハードウッドの場合、厚み20mm×幅105mmのサイズが最も人気があります。
厚さを30mmの床板にすると、根太の間隔が広くとれるため施工の手間が減り、ウッドデッキの強度も増しますが、床板の体積が増えるので、全体のコストは上がることが多いです。
一般のご家庭のウッドデッキでは、低コストで済む厚さ20mmのもので十分です。
幅広タイプの20mm×120mmは、施工する枚数が減るので、販売店において在庫が確保できれば作業が効率的になります。
しかし、ハードウッドの場合、幅広サイズの板を原木から取るのが困難なため、120mmのものはラインナップがない木材の方が多いです。
また、幅が広くなると多少のコストアップとなる場合があります。
大引とは、根太を下から支えるもので、束柱に支えられている木材です。
大引は縦方向の幅が長いほど、たわみに強くなり長いものを使えます。
30mm×105mmであれば1000~1200mm程度、30mm×120mmでは1200~1500mm程度まで飛ばせます。
根太とは、床板を支えるために直角に配置する木材のことです。
根太に使う材料は厚みが30~45mmのものが最適です。
(30mm×105mmや45mm×90mmなど)のサイズの材を・縦使い(幅の広い面を高さ方向)に使用するのが基本です。
根太を設置する間隔(ピッチ)は、床板の厚みによって決まります。
床板の厚みが20mmの場合の根太間隔は、最大で500mm以内で。
床板の厚みが30mmの場合の根太間隔は、最大で800mm以内として計画してください。
今回は、ウッドデッキのDIYをお考えの方に向けて、床板の厚みや幅、根太の間隔を解説しました。
ウッドデッキの作り方は数多くあり、こうしなければいけないという正解はありません。
ウッドデッキの高さや大きさ、施工方法によって必要なサイズは変わるので、ご自身の理想に合わせて適切なものを選びましょう。
ウッドデッキに関して何かわからないことがございましたら、お気軽に当社までご相談ください。