新築住宅、分譲住宅の宣伝のセールストークでよく耳にするのが、「ウッドデッキ、無料(サービス)で作りますよ。」というもの。
新築のおうちにウッドデッキがあれば、お庭でBBQ(バーベキュー)をしたり、お茶や食事を楽しんだり、と新しい生活での楽しみが想像出来て夢も膨らみますよね。
でも、ちょっと待ってください。
サービス(無料)で作ってもらえるということは、当然住宅会社にとっては費用負担が増えるわけで、会社としては利益を上げることを目的にしているわけですから、当然コストダウンになる方法を考えるはずなんです。
ということは、無料サービスのウッドデッキ材の木材は、必然的に価格の安い木材を使用することになります。
これが、施主が発注するウッドデッキであるならば、施主と打ち合わせをして、「この木材なら価格は高いけど耐久性も高いです。」とかいう説明があるのですが、無料のウッドデッキでは、そういう説明もなしに、木材の選別などは住宅会社の選択で安い木材が使われることとなります。
価格の安い木材というのは当然耐久性もそれなりで、いくら塗装などのメンテナンスを努力して行っても、早ければ2~3年、5年も経てばウッドデッキの上に上がるのにも躊躇するような状態になってしまいます。
そうなってしまうと、撤去するために解体するのにも、DIYでもう一度作り直すにも費用が掛かってしまいますし、「結局、最初から耐久性の高い木材を使用してウッドデッキを作っておけば良かった。」ということになってしまう訳です。
ですから、「ウッドデッキ、無料(サービス)で作りますよ。」という住宅会社のセールストークがあった場合には、「どんな木材を使用するのか?」、「その木材の耐久性はどれくらいなのか?」「メンテナンス方法は?」など、しっかりと確認したうえで依頼するようにしてください。