イタウバという木材の名前を聞いたことがありますか。
おそらく多くの方がご存知ないと思います。
イタウバ材とはどのような特徴や長所があるのでしょうか。
今回は、ウッドデッキに使う木材を悩んでいる方にイタウバ材について紹介します。
近年新たなウッドデッキ材として注目を集めるイタウバはどのような木材?
イタウバ材はなぜ注目されているのか
まずは、イタウバ材の特徴について解説します。
イタウバは南米ブラジル原産のクスノキ科の広葉樹で、現地では古くからイペとならび最も信用のおける木材として、木橋や枕木、電柱などの構造材に使用されてきました。
イタウバは経年劣化におけるささくれが他のハードウッドに比べて非常に少ないです。
ウッドデッキを使うにあたって、ささくれの量はやはり気になりますよね。
特に、お子様をウッドデッキで遊ばせたいとお思いの方は、ささくれの出来やすさは注意したいポイントの1つでしょう。
イタウバは小学校や幼稚園、公園といった子供が利用する施設の遊具や床に使われています。
他のハードウッドは靴を履いて使用することが望まれますが、イタウバなら素足でも安心して歩けます。
ウッドデッキでお子様を遊ばせたいとお思いの方には、イタウバ材が良いでしょう。
また、イタウバは耐久性が抜群で、加工がしやすいことが特徴です。
具体的には、25年から30年以上の耐久力があります。
耐久性が高いと聞くと硬い木材のイメージがありますが、イタウバはハードウッドの中では比較的柔らかく、ビス留めや切断がしやすいです。
そのため、DIY初心者の方でも挑戦しやすいハードウッドだと言えるでしょう。
イタウバは油分を含むため、水分の浸透を防ぎ、防腐処理が必要ない点も優れています。
実際に外国では、木橋や木造船の材料に採用されていました。
ハードウッドではこれまでイペ材とウリン材が、人気のデッキ材として採用されてきました。
イペ材は木目の美しさと高級感が特徴で、ウリン材は最高レベルの耐久力が特徴です。
近年この2つの木材は供給が安定せず手に入りにくいため、価格が高くなりやすいです。
イペやウリンのようなハードウッドでウッドデッキを作りたいけど、価格が高いと感じている方にイタウバ材はピッタリでしょう。
イタウバ材は先ほど紹介したように、経年劣化によるささくれが少ないこと、高い耐久性と加工のしやすさの両立の2つが特徴です。
イタウバはヨーロッパや南米で最高の木材として人気の木材ですが、まだ日本で知名度が低く魅力を知らない方が多いです。
そのため、イタウバ材は今後注目が高まる木材だと言えるでしょう。
まとめ
イウタバは経年劣化によるささくれが少ないこと、高い耐久性と加工のしやすさの両立の2つが特徴だとお分かりいただけたと思います。
木材選びの際にこの記事を参考にしてみてください。