こんにちは。ウッドデッキ材専門店『サニーウッド』代表のキノシタです。
巷では今日から新年度ということで、新たなスタートとなっておりますが、少数精鋭の弊社では新入社員もいませんので、日常の継続の日々を送っています。
ただ、入社や入学、転勤等で今年新たなステージに立つ人たちには本当に頑張ってほしいなと思っております。
家では、数日後に高校入学を控えた次男がおります。
末っ子で、甘やかして育てた子供なので頼りないイメージしかありませんが、高校入学を機に、彼には自由と責任を与え、自身の行動は自分で考え判断できるように成長していってほしいと願っています。
そんなことを考えていた日常の時間の中で、1本のお問い合せの電話をいただきました。
ある木材についてのお問い合せだったのですが
その方から、いろいろな質問を受けたあと、
『それでは、その木の一番小さいサイズの製品を1本だけ分けてください。』 とのご注文をいただきました。
通常、うちの木材は、ウッドデッキとかお庭のフェンスに使っていただくものがほとんどなので
複数のサイズの板や柱を組み合わせてご注文いただくことが多いのですが
1本だけのご注文というのが珍しく、『失礼ですが、ご使用の用途は?』と尋ねてみると
『うちの会社は、義手や義足を作っている会社で、試作品の一部に堅くて丈夫な木材を探しているんです。』とのお話でした。
普段あまりなじみのない用途だったので、うちの木材が本当に適しているのか判断がつかずに、少し戸惑いもありましたが、相手の方が、『とにかく試してみたいんです。』とおっしゃられるので、手配させていただくことになりました。
電話を終えて思ったのが、世の中にはホントにいろんな仕事があって、義手や義足を作る仕事っていうのは、それを必要としている人にとっては、本当になくてはならない仕事であって、すごく重要で大切な仕事なんだなと思いました。
使う人(装着する人)が、少しでも便利に快適に生活を送れるようにと考え、喜んでもらえる姿を想像して、きっといつも試行錯誤を繰り返し努力されているんだろうな。
そんなことを考えると、その作業の一部にほんの少しでも関われたことがとっても嬉しく思えてきました。
そして、自分の仕事の意味っていうものを考え
うちの本当の目的である、もっともっと多くの人に『作る楽しみやウキウキ・ワクワクの感動体験』や『家族の絆』を感じてもらい
日本中に笑顔の輪を広げていけるように、もっと頑張っていこうと再確認できた一日でした。
よーし、自分もしっかり楽しんでいこう!