一見すると簡単に作れそうなウッドデッキですが、構造を理解して制作にとりかからなければ、納得のいくものができず、後悔するかもしれません。
DIYをお考えの方はしっかりと基礎構造を理解しておきましょう。
ウッドデッキの基礎は、主に5つのもので構成されています。
まず、その1つである基礎石と束柱を紹介します。
基礎石とは、束柱を支える地盤に設置するコンクリート製のものを指します。
自分のウッドデッキに合わせた基礎石を使用してください。
基礎石の役割はウッドデッキを支えることです。
製作の中では最も重要な部分であるため、水平を確認しながら慎重に設置しましょう。
続いて束柱について紹介します。
束柱とは基礎石の上に乗る柱の部材のことです。
束柱を置く位置や本数がウッドデッキの安定感に関係するため、造りたいデッキの広さに対して、適切に配置する必要があります。基本的には縦横各1メートル以内の間隔での設置が望ましいです。
次に、根太について紹介します。
ウッドデッキの床面を作る際に、デッキ材の下に渡してデッキ材同士をつなげ、床を支える土台の役割を持つのが根太です。
床板に対して直角に張られます。
次に根がらみについて紹介します。
根がらみとは、束同士を連結させて、ゆがみや揺れを防ぐための板です。
根がらみは根太を補強するために、根太の下に設置します。
根太部の下に根がらみを入れるかどうかは人それぞれですが、より強度の高いものを作りたい、という人は設置すると良いでしょう。
最後に大引きについて説明します。
大引きは、根太と直交する向きに根太材を下から支える材のことです。大引きを入れることでウッドデッキの構造を強固にします。
デッキの高さが300ミリメートルを超える際に大引きを配置することが多いでしょう。
根太のみで下地を組む方法を「根太シングル工法」、根太と大引きを組み合わせる方法を「根太クロス工法」と呼びます。
今回は、少し専門的なウッドデッキの構造について紹介しました。
DIYにてウッドデッキを制作する際の参考にしていただけましたら幸いです。
ウッドデッキのある生活は、気分をウキウキさせてくれる気がします。
ぜひ、有意義なウッドデッキライフをお楽しみください。