ウッドデッキの劣化状況は日光や雨風の当たり方等、様々な条件で変わります。
そのため、一概に何年で塗り替えるべきかを指定するのが難しいのが現状です。
ただ、一般的には3~5年で塗り替えると木材が長持ちすると言われています。
DIY初心者でも知っておけば安心!ウッドデッキの塗装手順と注意点とは?
塗装手順と注意点
最初にウッドデッキを洗浄しましょう。
ホースで水を掛けながら、デッキブラシでこすり洗いしていきます。
汚れが酷かったり、表面にカビが出ている場合などは、中性洗剤やウッドデッキ専用の洗浄剤を水で薄めて使用するのもひとつです。
高圧洗浄機を使用しても大丈夫ですが、強い圧で洗いすぎると木が傷んでしまう恐れがあるため、高圧洗浄機を使用する場合は、ノズルを近づけすぎないように注意してください。
本格的にきれいにしたい場合は、サンドペーパーで表面の汚れを取り除く方法もおすすめです。
洗浄後、半日~1日置いて木を十分に乾かしてから次の工程に進みます。
木が完全に乾いたら、いよいよ塗装に取り掛かります。
使用する塗料の種類によって、「1回塗り仕様」か、「2回塗り仕様」などの違いがあります。
塗料を購入する際に、よく確認してください。
「2回塗り」の仕様の塗料の場合、一回目の塗装後に乾燥させる必要があるため、二日以上の作業日数が必要となります。なので、「1回塗り仕様」が便利でおすすめです。
塗装する際は、ハケやローラーを使用します。
塗装の際は木目に沿って1枚ずつ丁寧に塗りましょう。
ローラーで数枚を一気に塗ってしまうほうが楽ではありますが、ムラが出てしまう可能性があるため、見栄えが悪くなってしまう場合があります。
木目の方向に沿って1枚ずつ丁寧に塗ることで木目を残したまま、ムラのない色に塗れるでしょう。
ハケやローラー以外に、ウエス(布)を使って塗装する方法もあります。
どこのご家庭にも古くなったTシャツなど、捨てても惜しくない衣類のひとつやふたつあるのではないでしょうか。ウエス(布)での塗装には、「綿」素材の古布がおすすめです。
ゴム手袋をした手でウエス(布)を持って、塗料を含ませてよく伸ばしながら塗装していきます。手で力の入れ加減を調整出来るので、ムラなく塗装しやすい利点があります。
最後に、十分に乾せば作業完了です。
塗装は乾きをよくするため、晴れの日に行いましょう。
乾き方は仕上がりや耐久性に影響します。
また、理想は塗装が乾いた後もウッドデッキが完全に乾燥している状態をキープすることです。
塗装後もしっかりと乾燥させるようにしましょう。
施工前にウッドデッキの状態を確認し、少しでも湿っていそうであれば、施工はやめましょう。
また、中には、塗料を刷毛やローラーにたっぷり付けて塗装をする方がいらっしゃいます。
しかし、塗料をつけ過ぎると扱いにくくなるため、注意しましょう。
塗料を付けた後、缶の端で余分な塗料をしごいてから塗布すると、綺麗に塗布できますよ。
まとめ
今回はDIY初心者でも知っておけば安心のウッドデッキにおける塗装手順と注意点について解説しました。
ウッドデッキのメンテナンスを検討している方に、参考としていただけると幸いです。