ウリン材の特徴を解説していきましょう。
一言でまとめるならば、東南アジアが原産と言われている、重く頑丈で湿気にも強く、別名「アイアンウッド」とも呼ばれる木材です。
ウリン材は天然の木であるにもかかわらず、なんと30年以上も長持ちすると言われています。
多くの方が天然の木は早く腐ると考えがちですが、ウリン材ではこのようなイメージを覆します。
なぜ30年以上も長持ちするのでしょうか?
その理由は、ポリフェノールが大量に含まれているからです。
ポリフェノールはワインに含まれていることから、その名称を知っている方も多いでしょう。
木材が長持ちする理由がポリフェノールなのは意外かもしれません。
しかし、ポリフェノールはウリン材がウッドデッキの役割を果たす際に非常に重要な役割を担っています。
例えば、ポリフェノールには細菌を除去する働きがあります。
細菌や害虫を除去するという働きから、人体への影響を心配される方もいらっしゃるかもしれません。
しかし安心してください。
ポリフェノールに有害な物質が含まれているというわけではありません。
天然の抗菌作用によって、安全に除菌するという点がポリフェノールの優れたところです。
そのため、ウリン材は子供にとって安心できる素材と言えるでしょう。
そして、長期間の耐性を可能にするもう一つの理由は風や雨に強いからです。
一般的に木は水に弱い傾向が強いですが、ウリン材は水に対する耐久性が非常に高いと言われています。
そして、木の表面にささくれが起きにくく、割れにくいのも魅力的なポイントかもしれません。
木の中でも、特にウリン材はゆっくり成長していきます。
これはつまり、時間をかけて木が密になり、頑丈に育っていき、ちょっとやそっとでは変形しにくいことを意味しています。
実際にウリン材は非常に硬いです。
また、毛羽立ちにくく、扱いやすい木材でもあるでしょう。
まとめると、非常に耐久性が高く、害虫の被害を受けにくく、ヒビや割れが起きにくい木材です。